エンジン修理 1実はオートポリスでのレース前からエンジン不調だったマルニ。最近は遂に白煙をモクモク上げるまでになったので降ろして分解してもらい ました。すると!!一番シリンダーにピストンリング破損による深い傷を発 見!! おそらくミネでのレース予選時にガス欠したとき、エンジンを痛めたのでし ょう。(走りに熱くなりすぎてガゾリン計見てなかった・・。) 早速、修理に取りかかります。 このシリンダーブロックはかなりのオーバーサイズピストンを使わないと復 活しないほどの大きなダメージを受けています。大きなピストンも魅力的な のですが、あんまりパワーが出すぎると乗りこなせなくなっちゃうので別の シリンダーで修理することにしました。 草むらの中に土に還りかえた私のスペアエンジンを発掘しました。 紫外線や台風、雨のダメージで最悪の保管状態でした。重い!腰が痛い! シリンダーブロック以外は使わないので部品の整理を気にせず、ジャンジャ ンばらします。 まずはシリンダーヘッドから。 ヘッドを降ろすと2番シリンダーは浸水してました。ボーリングするからま あいいや・・。(投げやり) 次は腰下をバラします。 クランクベアリングキャップは順番と向きがあるので分解には注意が必要で す。 クランクを抜いて、コンロッドをばらして、シリンダーからピストンを抜き ます。これでシリンダーブロックは丸裸に。 ブロックの水栓も破壊して取り除きます。錆で薄くなってました。 スチームで油汚れ、泥、サビを洗浄します。 ドナーからのシリンダーブロック摘出手術成功!! 寒い中の作業は腰にきますね・・・。このエンジンはもともと私のマルニの エンジンだったのです。(フレーム番号と共通のエンジン番号が打刻してあ る。) 元の鞘に戻るこのエンジン、果たしてどんな伝説を築くのか・・。期待が高 まります。 |